秋頃から皮膚の表面がカサついたり、
寒くなってくると、特に朝、化粧のノリが悪くなったりして
悩んでいる人も多いと思います。
美容皮膚科には肌荒れ、ニキビ、ニキビ跡など肌に関する
さまざまな悩みを持った人がたくさん来ます。
理想的な普通肌の人も間違ったスキンケアをしていると
徐々に肌を傷めてしまうこともあります。
5年後10年後の肌のことを考えたら、きちんとお手入れはしておいた方が良いので
自分の肌質をよく理解して、肌質に合わせたスキンケア対策が必要です。
今回は自分の肌タイプはどのタイプか見直してみて
正しいスキンケアの方法と対策を書いています。
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肌質には5つのタイプ
・普通肌
・乾燥肌
・脂性肌
・混合肌
・敏感肌
5つのタイプに分類されます。
肌質を自分でチェックする方法
普通に洗顔した後、冬は5分、夏は10分ぐらい少し放置して
肌の状態を観察してください。
乾燥肌:肌がつっぱる、カサカサする
混合肌:頬はカサカサしているが、Tゾーンは少しべたつく
脂性肌:全体的にべたつきを感じる
普通肌:特にべたつきもかさつきもない
敏感肌:洗顔後にヒリヒリしたりします。
※敏感肌の人は自分で解っている方が多いのでチェックはしなくても良いですよ(*^^)v
自宅で簡単に出来ますので試してください。
その他の肌質チェック
●化粧品売り場のカウンターで肌質チェックしてもらうという方法
●WEBで良く無料で肌質診断をしてくれるサイトがたくさんあります(#^^#)
●アプリを使って肌診断もできます
普通肌
角質層の水分が充分にあり、皮脂の量も適度な肌です。
お肌のきめも細かく、理想的な肌タイプといえます。
ヒアルロン酸やセラミドの入った化粧水、
現在使っている化粧水、乳液などで良いと思います。
※美肌キープには睡眠をしっかりとり、肌に休養を与えること。紫外線を避けること。
乾燥肌
肌の水分量が低下して乾燥してしまっている状態のことです。
乾燥肌の皮膚は表面のうるおいがなく、柔軟性がなくなりもろくなっています。
また歳を重ねるとさらに皮脂の分泌量や水分が減ってしまうため乾燥しやすくなります。
バリア機能が衰えてセラミドも流れやすくなって、
ますます乾燥しその結果敏感肌になったり、老化の原因にもなります。
特徴
・肌が白く粉を吹いている
・洗顔の後に肌がつっぱる
・テカリがなく乾燥が気になる
乾燥肌のスキンケア対策
乾燥肌の人の洗顔は、長くても1分以内にすすぎ終える
洗顔前にポイントメイクなどは専用のリムーバーを使って先に落としておく。
顔全体のメイク落としを行いますが、このときも短時間で
メイクを落とせる強さのクレンジング剤を選んでください。
乾燥を予防する方法はいろいろありますが、一番は保湿ケアをすることです。
肌に不足している成分自体を補ったり、
肌の細胞間脂質やNMF(天然保湿成分)の生成力を高めたりしたい場合など
それぞれの目的に合った成分を配合した化粧品を選ぶことをおすすめします。
- ●不足している成分自体を補う場合
セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、グリセリン、
NMF(天然保湿因子)に含まれる成分などがあります。
※NMF(天然保湿因子)に含まれる成分には
セリンやグリシン、リジンなどのアミノ酸や、尿素など
- ●細胞間脂質やNMF(天然保湿成分)の生成力を高めるための成分
- ユーカリ抽出液
①最も保湿力が強い成分
- セラミド
- スフィンゴ脂質
- ステアリン酸コレステロール
- 水素添加大豆レシチン
②最も保湿力の強い成分より保湿力が弱いものの、湿度が下がっても水分を保持する力があります。
- プロテオグルカン
- コラーゲン
- エラスチン
- ヒアルロン酸
③水分を吸湿することで保湿力を発揮しますが、冬場などの湿度が低い場合は保湿力が低下します。
- NMF(天然保湿因子)
- グリセリン
- アミノ酸成分
④肌表面をカバーする成分
皮脂と同じ油分がこれにあたります。ただ、油分は保湿力があまりなく、
水分を蒸発させないようにお肌をコーティングする成分です。
- スクワラン
- シアバター
- ホホバオイル
- ミネラルオイル
- ※自分に合った保湿を選んで下さい。
脂性肌
特徴として、脂浮きしやすい、ニキビができやすい、毛穴の開きや黒ずみが気になる。
これは、過剰な皮脂が毛穴を詰まらせてしまうからです。
雑菌が繁殖しやすく、炎症もおこしやすくなります。
お肌の水分量が低下(30%以下)している肌を「乾燥肌」と言いますが、
脂性肌でも乾燥しているケースがあり、「脂性乾燥肌(インナードライ肌)」と言ったりもします。
脂性肌に長年悩まれている方の中にはこの「乾燥」が見落とされている場合があります。
原因
食生活・生活習慣によるホルモンバランスの乱れ・不適切なスキンケアなどが挙げられます。
元々の体質がベースになっていることもあります。
※不適切なスキンケアとは過剰に分泌された皮脂や汚れを取りすぎている
簡単に言えば洗いすぎ、ある程度の皮脂は必要です(#^^#)
脂性肌のスキンケア対策
皮脂をとりすぎない、洗顔は優しく、保湿はしっかり。
洗顔後は保湿をしっかりしてあげて、脂分の少ないもの。
アルコールの入ったものは水分が失われてしまうため避けたほうが良いです。
脂性肌は、ケアを誤ると様々な肌トラブルを招く他、乾燥肌や敏感肌になることもあります。
優しくケアしてあげて下さい。
混合肌
部分によってタイプの違う肌のことを言います。
特徴
●額や鼻筋はテカテカするのにあごや頬は乾燥する。
●洗顔後、部分的につっぱる。
●Tゾーンばかり脂浮きがすごい、頬のUゾーンはカサつく。
●季節によって肌質が変わる。夏は脂っぽいなり、冬はカサついてしまうなど。
混合肌のスキンケア対策
混合肌に最も多いのが「Tゾーンがテカる」、「Tゾーンが黒ずむ」といった悩みです。
そもそもTゾーンは皮脂腺が多い部分のためオイリーになるのは必然ともいえます。
混合肌の方の場合は特に、「乾燥」という要因が潜んでいるケースがあります。
基本的にTゾーンは皮脂の分泌が多い部分なので、
皮脂の毛穴づまりに気を付けた洗顔、そして油分の補給は控えた保湿を行うことが大切
※インナードライの場合は少し注意が必要。
インナードライとは、
肌の内側はカサカサ(水分が不足している状態)になっているのに、
表面は皮脂が浮いてベタベタしたり、テカってしまっている肌のことです。
お肌は水分を逃がさないように、皮脂をたくさん分泌しようとします。
テカテカのお肌と思いきや内側はカラカラの乾燥状態。
スキンケア対策
必要な皮脂をしっかり残しつつ保湿を行うこと。
お肌の内側まで届ける保湿を心がけて下さい。
Uゾーンのスキンケア対策
皮脂腺の少ないUゾーンは、乾燥しがちで肌が荒れやすい部分なので、
皮脂の分泌が不十分だと、肌がしっかり保護されていない状態なので、
外部からの刺激に弱くなります。
Uゾーンは大人のニキビが出来やすい場所です。
Tゾーンと同じにケアするのではなく、Uゾーンは油分もしっかり補って保護して下さい。
全ての肌質の正しい洗顔方法
- 顔をぬるま湯で濡らす(32℃くらい)
- 洗顔料または石けんをよく泡立てる
- 泡を顔全体に広げ、手が肌に触れないように泡の力でやさしく洗う(ゴシゴシ洗わない)
- ぬるま湯で丁寧に洗い流す
- タオルで丁寧に拭く(抑え拭き)
※どんな肌質な方でもポイントは優しく洗って、タオルは抑え拭き(#^^#)
肌に刺激を与えないようにして下さい。
ナース美奈子のまとめ
自分の肌質を知ることでスキンケアの方法も変わってきます。
一番大切なことは洗顔の仕方と洗顔後の保湿が重要。
美奈子は元々、Iゾーンだけが脂性肌、Uゾーンが乾燥肌の混合肌でしたが、
トレチノインを使ってターンオーバーを早め、肌を改善し、
普通肌になりました(*^^)v
洗顔後ほったらかしでも特にべたつきもかさつきもない状態ですが、
帰宅後はすぐに化粧を落とし、洗顔後の保湿を心がけています。
アンチエイジングは手間をかけないとすぐに肌老化につながります(◎_◎;)
空調設備に囲まれた暮らしをしている私たちは特に乾燥肌になりやすい状態です。
乾燥肌は放置すると、肌荒れがすすんで、シワになったり、
また、痒みを引き起こして肌荒れを起こし肌老化にもつながります。
自分の肌質を知ることがすべてのアンチエイジングにもつながりますので
正しいスキンケアを行ってください(*^^)v
敏感肌の人は別で詳しく書く予定ですのでしばらくお待ちください(#^^#)
最後まで読んで頂きありがとうございました(#^.^#)
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