美白・しみ

ターンオーバーを2週間にするトレチノインの正しい使い方

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美容皮膚科の間ではトレチノイン(ビタミンA誘導体)

美肌に効果的なのは常識

トレチノインもネットで購入している人が増えていますが

間違った使い方をして顔がボロボロになって

美容クリニックに駆け込んで来る方も多いです。

トレチノインを使用すると劇的に肌の若返り効果、

ニキビ、シミ、しわ効果があるのは本当の話ですが

使い方を間違えるととんでもない副作用があります。

今回はトレチノインの正しい使い方の解説します(*^^)v

 
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トレチノインとレチノールの違い

 

市販の化粧品にはレチノールとして含まれ販売されていますが

レチノールはクリニックで販売されているトレチノインの100分の1程度

しか入ってないので副作用は殆ど無いし劇的な効果はあまり期待できません。

 

トレチノイン(レチノイン酸)とは

 

トレチノインとはビタミンA(レチノール)の誘導体です。

トレチノインは、血液中にごく微量流れているものですから、

抗原抗体反応を起こしたり、アレルギー反応を起こすことはありません。

 

トレチノインの作用

 

顔の肌周期(ターンオーバーサイクル)は

平均で28日周期と言われています。

 

ストレスや年齢などが原因で、ターンオーバーのサイクルが

遅くなる事があります。

そうなると本来排出されるはずの古い角質や色素が、

スムーズに排出されなくなります。

肌に残ったままなのでシミとなり、時間が経過するとさらに

色素沈着を起こすのでシミがどんどん濃くなって行きます。

ここにトレチノインを塗布する事で、

ターンオーバーを約2週間に短縮できます(*^^)v

 

すこし強引なところもありますが、

これによりターンオーバーが促進されるので古い角質はポロポロと剥がれてきます。

少し刺激が強いので最初はヒリヒリし、肌が赤くなる事もありますが、

これは正常な反応ですしターンオーバーが活性化された証拠です(*^-^*)

 

ピーリング作用

トレチノインは古い角質を積極的に剥がします。

肌のターンオーバーを促進トレチノインが表皮の細胞を

どんどん分裂・増殖させ、肌の再生を促します。

 

皮脂のコントロール

皮脂腺の働きを抑え皮脂の分泌を抑える為、

ニキビ治療や肌のオイルコントロールに効果的です。

 

しわが減り、肌のハリをもたらす

トレチノインはコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促すため、

小じわの改善を導き肌のハリがでます。

 

※トレチノインはお肌の角質をはがす、皮脂の過剰分泌を抑える、

お肌の内部でコラーゲンを増やすという3つの効果を持っています。

 

トレチノインの治療

 

●にきび、にきび痕 
●そばかす 
●小じわ
●くすみ
●毛穴の改善 
●老人性色素斑(しみ)
●日焼けあとのしみ 
●怪我、火傷や手術後の色素沈着

 

トレチノインの濃度(美容皮膚科取り扱い)

0.025%トレチノインクリーム 
0.05%トレチノインクリーム 
0.1%トレチノインクリーム 
0.2%トレチノインクリーム 

※肌質、使用箇所、使用目的により濃度は決まります。

診察後に普通肌、シミ、色素沈着、ニキビ、ニキビ跡などの人は

0.1%のトレチノインクリームから始める方が多いですが

受診せずにネットで購入される方は

濃度は低めから使用する方が無難です。

自己責任でお願いします(#^.^#)

※妊娠中の方は治療できません。

 

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<トレチノインの使い方>

 

●夜、朝に使用可

●洗顔後の清潔な肌に塗布してください。

●化粧水や乳液などでケアをした後に使用。

ビタミンC誘導体のローションを使用すると効果大)

●気になる箇所ニキビ、ニキビ跡、シミ、シワなどの部分だけに

綿棒で薄く丁寧に塗布します。

※広範囲の場合、指で塗ってもOK

(目と口の周り1cm以内には使用しないでください)

●しみ、色素沈着etc で使用している方は

トレチノインを塗ったあとに

ハイドロキノンを併用すると最強の効果が得られますよ(*^^)v

詳しくはハイドロキノンの正しい使い方を見て下さい

●必ず紫外線対策を必ず行ってください。

日光を直接浴びなくても紫外線は室内に入ってくるので、

外出しない場合でもSPF20以上のサンスクリーンを使用して

紫外線対策は必ずしてください。

※紫外線対策をしないと逆にしみを作ることになりますよ

●治療中は保湿をしっかり行ってください。

●保管は冷蔵庫でしてください。

●1~2ヶ月以上経過した古くなったトレチノインは使用しないでください

 

<トレチノインの使用過程>

治療を開始すると3~5日位で一時的に軽い赤みが現れ

化粧のりが悪くなることがあります。

治療を続けることで赤みは治まるのでご安心ください。

赤みが出ないと、薬が効いていないという証拠になり

効果は期待できません。

 

赤くなる=炎症と思いがちですが、トレチノイン治療はこの

「赤み」が出ているということは、

薬が効いているという証拠ですので安心してください。

低濃度のトレチノインならほんの少し赤くなり、

軽~く皮がむける程度。

ニキビ治療にはこれぐらいの反応でも充分に効果があります。

高濃度を使うと副作用すべてがかなり強く出てきます。

皮は日焼け後のようにむけ、顔は真っ赤に炎症

さらに顔を洗うとき涙が出るほど痛んだり、

夜中に搔きむしってしまうほどのかゆみが出ることもありますΣ(゚Д゚)

初期が一番赤みが強く、徐々に赤みの度合いも減ってきます。

 

トレチノイン0.1%から始める方が多いですが、赤みが強い方は

トレチノイン0.025%まで下げてみると赤みは軽減されます

 

<トレチノイン使用中の普通の反応>

●皮膚が赤くなる
●急激なターンオーバーによる落屑(皮がポロポロむける)
●炎症
●痛み、痒み
●一時的にニキビが悪化することがある

 

<トレチノイン中止のサイン>

●出血、血がにじむ
●ジュクジュクと浸出液が出る
●湿疹が出る
●耐えがたい痛みや痒み
●目の腫れや結膜炎

以上のような副作用が出たらすぐに使用中止し

美容皮膚科に受診してください。

副作用が強いまま使い続けると皮膚が炎症を起こし

炎症後色素沈着と言ってシミのように黒ずんでしまうこともあるため、

トレチノインを使用する上で見極めとコントロールが

重要ですので注意して使用してください。

 

<トレチノインとハイドロキノンの併用効果>

トレチノインは、表皮の深い層にあるメラニン色素を

外に出してしまう働きを持っています。

トレチノインは表皮の細胞を活発に増殖させるために、

表皮の細胞はどんどん押し上げられていき、

そのときにメラニン色素を一緒に持って上がっていき、

2~4週間でメラニン色素を外に出してしまいます。

これがトレチノインの特長(*^^)v

トレチノインと強い漂白剤であるハイドロキノンを作用させて

メラノサイトに新しいメラニンを作らせなくしておきます。

そうすると結果的に、表皮はメラニン色素の少ない、

きれいな新しい皮膚に置き換えられることになります。

 

※顔全体に使用すると併用効果は本当に素晴らしい

もし顔全体で使用したいのでしたら

必ず美容皮膚科に受診して行ってください。

一般の方は一人で行うと顔なのでかなり不安が出ますよ

医師の指示の下で使用すると、赤ちゃんのようなモチモチした肌、

美白効果は最強タッグ、しかし使用過程にはつらい時期があります。

間違えた使用方法をすると逆にシミを作ることがあります。

 

ハイドロキノンもトレチノインも使用方法がとても難しいので、

正しい使用方法をして美肌を手に入れてください(*^^)v

 

最後まで読んで頂きありがとうございました(#^.^#)

 

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