美容皮膚科では、シミ治療として
高濃度のハイドロキノンを
処方してるクリニックは沢山あります。
処方された方は必ずハイドロキノンクリームの
使い方の説明しているのですが・・・
一般の販売店やネットなどで購入している方は
間違った使い方をしてクリニックに駆け込んで来られる方が沢山いました。
ハイドロキノンは非常に刺激の強い成分なので、
間違った使い方をすると
後でとんでもない肌トラブルを引き起こすこともあります。
今回はハイドロキノンクリームの正しい使い方を説明しまーす(*^^)v
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ハイドロキノンとは
シミの原因であるメラニン色素の産生を抑えるだけでなく、
メラニン色素をつくる細胞(メラノサイト)
そのものを減少させる成分があります。
ハイドロキノンは肌の漂白剤と呼ばれています。
皮膚の構造
皮膚は大きく分けて上から表皮、真皮、皮下組織の三層に分かれていて
その中の表皮には角層(かくそう)顆粒層(かりゅうそう)
有棘層(ゆうきょくそう)、基底層(きていそう)の4つの層からなります。
大多数のシミは、表皮の一番深い層(基底層)周辺に
メラニン色素が沈着しています。
この層にはメラノサイトと呼ばれるメラニンを作る細胞があります。
このメラノサイトの活性を抑制し、メラニンの産生を抑制することとが
ハイドロキノンの働きの一つです。
ハイドロキノンで効果のあるシミの種類
●炎症後色素沈着
●肝斑(かんぱん)
●そばかす(雀卵斑)
●日光黒子(老人性色素斑)
ただしハイドロキノンの効果が期待できるのは
皮膚の表面(表皮)に出来たものだけで、
肌の奥深く(真皮)にまで及んだ色素沈着には
効果を期待することが出来ないですm(_ _”m)
皮膚の奥深く(真皮)まで及んだものはレーザーで取れますよ(#^.^#)
顔に出来たシミは一回で取れるで書いてまーす(*^^)v
大事なことは自分に合った濃度のハイドロキノンを処方してもらう事
ハイドロキノンのトラブルの多さはハイドロキノンの濃度に大きく関わります。
濃度が高い分シミへの作用も高まりますが、
肌へのダメージも高まってしまうのです。
安全性が気になる方は濃度の低いものから試して見るのが良い(*^^)v
使用する前はパッチテストを必ずしてください。
パッチテストの仕方
絆創膏にハイドロキノンクリームを塗り、二の腕など皮膚の薄い部分に張り、
24時間程度放置します。
赤みや炎症など肌に異常が起きなければ使用しても大丈夫
ハイドロキノンクリームの使い方
●夜に使用する事
●洗顔後の清潔な肌に塗布してください。
●洗顔直後は角質層に水分が多く含まれるため
ハイドロキノンの浸透性が高くなり、
効果が出過ぎる場合があるので、洗顔後20分程度置くか、
化粧水や乳液などでケアをした後に塗り込むようにしてください。
●しみ、色素沈着のある所に綿棒で塗るようにしてください。
ポイントは、しみ・色素沈着のある所のをすべて覆うのではなく、
はみ出ないように中を塗るようにして下さいね
●シミができていない部分にハイドロキノンクリームが付着すると
白班(色が白く抜けた状態で皮膚が白くなる)ができるなど
の肌トラブルを引き起こす可能性があるので、
シミ・色素沈着のみにきちんと塗れるよう必ず綿棒を使って下さい(*^^)v
●夜に皮膚に塗布したハイドロキノンは、朝の洗顔でしっかり洗い流して下さい。
●紫外線対策を必ず行ってください。
ハイドロキノンは紫外線を浴びるとシミを濃くする性質がある成分です。
日光を直接浴びなくても紫外線は室内に入ってくるので、
外出しない場合でもSPF20以上のサンスクリーンを使用して
紫外線対策は必ずしてください。
ハイドロキノンは酸化されやすく変色しやすいため、
きちんとふたを閉めて冷蔵庫で保管してください
1~2ヶ月以上経過した古くなったハイドロキノンは使用しないでください
使用期限を必ず守る
ハイドロキノンは非常に酸化しやすい物質なので、開封後、
長期間放置すると劣化してしまいます
酸化したものを使用しても望むような効果を得ることはできない
可能性が高いので使用期限は必ず守ってください
シミが薄くなってきたら使用を中止すること
長期間同じ部位に使用し続けると、肌を弱くなってしまう可能性があります。
ハイドロキノンにはさまざまな注意事項があります。
満足のいく効果を得るには正しく使用するということが何よりも大切(*^^)v
厚生労働省が許可しているハイドロキノンの配合量は2%
市販されているものは1%~4%程度の濃度のものとなっています。
ハイドロキノンが4%以上が医薬品に分類されます。
なので、医薬部外品である化粧品クリームに配合されているのが
4%以下の配合率になります
濃度が低いハイドロキノンは赤くなったり、
皮膚がむけたりすることは殆ど無いのですが
いくら濃度が低いハイドロキノンでも
敏感肌、皮膚の弱い方は濃度が低くても
同様な症状が出ることがあります。
肌に合って無い可能性があるので受診をして下さい。
普通の肌の人は・・・
ハイドロキノンを使用して
肌が赤くなったり皮が剥けてくるのは普通の反応です。
塗ったことによって肌が赤くなってしまった。
これはハイドロキノンに乳酸が含まれているのが原因
メラニン細胞を抑制する効果があり、
乳酸にはピーリング作用があります。
最初は皮膚が赤くなったりする事がありますが、
しばらく塗っていれば皮膚に免疫ができくるので
最初の段階は気になると思いますが、
そこまでひどくないのなら様子を見て下さいね
注意点
人によってはかぶれたり、刺激があります。
赤みや刺激が強い場合は使用を中止し、医師に相談してください。
しかし普通の皮膚科に行ってもだめですよ
ハイドロキノンを取り扱ってる美容皮膚科に行って下さいね
ハイドロキノンの副作用
使用上の注意事項を守らなかった場合や
ハイドロキノンが体質に合わなかった場合、
そして濃度の高過ぎるものを使用してしまった場合などに、
以下のような副作用が強く現れることがあります。
赤みや炎症
ハイドロキノンが体質に合わない場合や劣化した
製品を使用した時に起きやすい副作用です
ハイドロキノンは安定性が悪く、酸化しやすい物質なので
刺激が強く肌にダメージを与えます。
ハイドロキノンを使用する時はまず、
パッチテストを行い体質に合うかどうかを確認した上で
使用するようにし、使用期限の過ぎたもの、
酸化して茶色く変色したものは使用しないようにしてください。
色素沈着(シミ)の悪化
ハイドロキノンは紫外線を浴びるとシミを濃くしてしまう作用があります。
そのため紫外線対策は必須。
紫外線対策を行なわずにハイドロキノンを使用すると
逆効果になってしまいます
ハイドロキノン化粧品を使用した時は
SPF20以上の日焼け止めクリームなどを塗って
紫外線対策を万全に行うようにしましょう
白班
ハイドロキノンはシミや色素沈着を消すために有効な成分ですが、
濃度の高いものを長期間使用し続けることで塗り込んでいた部位が
必要以上に白くなってしまうということもあります
濃度が5%以下のものではこのようなトラブルが起こることはないのですが、
高濃度のハイドロキノンを使用する際はシミや色素沈着が
薄くなった時点で使用を中止し、長期間の使用を避けてください
1年以上の長期間の使用によりメラニン色素を作る働きを失った皮膚は、
部分的に色が抜け、白斑となる可能性があります
6%以上の高濃度ハイドロキノンの継続使用、
または低濃度でも1年以上長期的に同じポイントに使用すると
白斑となる可能性があるので、使用の際は十分注意して下さいね
※白斑になってしまった皮膚の治療は本当に難しいです。
白斑にならないように正しい使用方法をしてくださいね(*^^)v
※値段はネットで購入するよりも
美容皮膚科で購入する方が安いかも(#^.^#)
正しいハイドロキノンの使用して美白を取り入れてくださいね
最後まで読んで頂きありがとうございました(*^^)v
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