アンチエイジング

自分にあった正しいシャンプーの選び方・頭皮の肌質を知る方法

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美容皮膚科に来られる方は美に関する方もいれば、

皮膚トラブルを抱えて来られる方も沢山います。

シャンプーを変えたらフケがひどくかゆみが出た。

頭に中にブツブツが出来て痛い、薄毛になったなど

良く言われるのはシャンプーの種類が多すぎて

どれが良いのか良く解らないとの声が多く

自分に合ったシャンプーの選び方を書いてみました(#^.^#)

 

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シャンプーの目的

 

シャンプーとは髪の毛を洗うものではなく頭皮を洗うもの

シャワーで髪の毛を洗い流すことで、シャンプーの馴染みを良くすると共に、

髪の毛についた汚れやほこりの8割を取り除くことができます。

ここで間違ったシャンプーを選ぶと頭皮のトラブルを招くものとなります。

 

シャンプーの種類

シャンプーは大きく分けて3種類に分けられます。

①高級アルコール系シャンプー

②石けん系シャンプー

③アミノ酸系シャンプー

 

高級アルコール系シャンプーとは

 

一般に市販されている大手メーカーのシャンプーの8割から9割の

低価格のシャンプーの殆どがこのシャンプーです。

 

高級アルコール系とは、洗浄成分が石油由来の成分で構成されており、

よく泡立って強い洗浄力があります。

汚れをスッキリ落としてくれるため、爽快感が味わえていい香りもします。

 

高級アルコール系の「高級」は上等とかではなく、

分子中の炭素が多いという意味です。

高級アルコール系シャンプーは、石油由来の界面活性剤を使用

肌質によっては刺激となることもあります。

 

高級アルコール系シャンプーの洗浄成分としては

表記に「○○硫酸」と書いてあります

ラウレス硫酸Naラウリル硫酸Naがよく用いられています。

他にラウレス硫酸TEA・ラウレス-3硫酸アンモニウム・ラウリルエーテル硫酸Na

などがあります。

 

○○硫酸が悪いというのは浸透しつつあるので

それを避けるために最近使われる事が多いのが

「オレフィンスルホン酸」

似たような性質を持っています。(@_@)

 

【高級アルコール系シャンプーのメリット】

 

  • ドラッグストアなどに置いてあり低価格なため手に取りやすい
  • 洗浄力が高いので洗った後の爽快感がある
  • 髪のごわつきやキシミが出にくい
  • 泡立ちがいい
  • 髪のべたつきのある方、脂性の肌質の方にはお勧め
  • 香料も配合されているため香りが非常によく洗い上がりの香りが心地よい
 

【高級アルコール系シャンプーのデメリット】

  • 洗浄力が高いため肌質によって頭皮が乾燥する
  • 皮脂の取りすぎは頭皮の乾燥や、肌荒れにつながって頭皮のトラブルが起こる。
  • シリコンが入っているため毛穴詰まりの原因となる
  • 毛穴詰まりが続くと湿疹やかゆみにつながってしまいます。
  • 髪の傷みを内部から修復するのに向かない
  • 薄毛の人には向いていません

頭皮への負担や刺激が強いため乾燥・敏感肌の方は避けた方が良い(#^.^#)

赤ちゃんへの使用も避けた方が良い。

高級アルコール系シャンプーを使っていて、艶やかで健康な髪が持続できているようなら

無理に変える必要は無いですよ!(^^)!

 

高級アルコール系シャンプー 石油系界面活性剤の特徴

 

①ラウリル硫酸ナトリウム

石油系の合成界面活性剤です。洗浄力が非常に高く

肌への刺激が強いため洗浄剤の中で最も危険と言われている界面活性剤です。

1つ1つの分子がとても小さく毛穴から浸透し洗浄するため、

経皮毒を引き起こす危険性があるとも言われています。

 

②ラウレス硫酸ナトリウム

ラウレス硫酸ナトリウムは、ラウリル硫酸ナトリウムの

分子を大きくすることで肌への刺激を緩和した界面活性剤です。

ラウリル硫酸ナトリウムと同様に洗浄力・脱脂力・殺菌効果が非常に強いです。

 

③ラウレス硫酸アンモニウム

石油系の合成界面活性剤です。洗浄力・脱脂力が非常に強く、

乾燥肌や敏感肌の人が使用すると肌トラブルの原因になります。

 

石けん系シャンプーとは

 

無添加で天然素材を原料としているものが多く環境にも優しい。

洗浄力が強く、洗いあがりはスッキリします。

しかし高級アルコール系シャンプー同様に皮脂を取り過ぎてしまう傾向がありますが

肌に良い石けんを洗浄成分としているので、頭皮への刺激が少なくなっています

 

石鹸系シャンプーはアルカリ性です。

人の肌や髪は弱酸性なので、アルカリ性は刺激が強いです。

特に髪はキューティクルがひらいてしまうため、

酸性のリンスで中和してあげなければいけません。

 

石けん系シャンプは天然由来の合成界面活性剤 が使用されています

表示成分に「石けん素地」などと表記されている場合が大半です。

他に脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウムなどと

記載されていた場合は、石けん系シャンプーとなります。

 

【石けん系シャンプーのメリット】

  • 洗浄力が強いため、特に脂でベタついた頭皮をしっかり洗える。
  • 洗った後の爽快感がある
  • 薄毛のもとになる皮脂汚れをきれいに落とす
  • 生分解性が高いため環境に優しい
  • 歴史が長く(古くから)使われているので安心
  • 天然原料。無添加。
 

【石けん系シャンプーのデメリット】

  • 慣れるまで3か月~半年近くかかる
  • 洗浄力が高く余分な皮脂を取り去るため、人によってはフケが出る
  • シリコンなどのコーティング剤を使っていないので、
    どうしても髪がキシんでしまいます。
  • アルカリ性なので髪がパサついたりします。
  • 洗浄力が高すぎるので、カラー(毛染め)の退色も早い
  • しっかりすすがないと石鹸カスが残留しやすい。
  • 石鹸カスが残ったままリンスをするとべたついてしまう
  • 頭皮が乾燥肌質の方は抜け毛につながってしまうこともある

※石鹸シャンプーと銘打っているものの中にも、

フェノキシエタノールなど肌への刺激が強い成分が

含まれているものもあるので、注意が必要

 

アミノ酸系シャンプーとは

 

アミノ酸と言えば、肌や髪を構成している成分です。

そのアミノ酸を洗浄成分に持つのがアミノ酸系シャンプーです。

洗浄成分に天然由来のアミノ酸系の成分を使っていて、

美容院などでも多く使われています。

アミノ酸シャンプーは、低刺激で、洗浄力はやや弱い(やさしい)ので、

髪や頭皮にやさしくなっています。

薄毛や抜け毛に悩む人や、肌が弱い人に人気のシャンプー剤です

 

原料は天然の成分ですが合成界面活性剤 が使用されています

 

【アミノ酸系シャンプーのメリット】

  • 皮脂を取りすぎず頭皮の乾燥を防ぎ保湿をしてくれます
  • 髪がパサつきにくい
  • 洗浄力が強すぎないため頭皮が乾燥しにくい
  • 皮膚が弱い人方や乾燥肌、敏感肌の人でも安心して使える
  • 頭皮のダメージによるフケやかゆみにお悩みの方にも効果的
 

【アミノ酸系シャンプーのデメリット】

  • 洗浄力が弱いため整髪料などの落ちが悪い
  • 洗浄力が弱いため、頭皮の汚れが残ったり、洗髪直後でも頭が臭う場合もある。
  • 保湿性があるので頭皮状態によってはベタつきを感じる
  • 保湿性があるため髪が重たくなりがちで、髪の毛のボリュームを出しにくい
  • 脂性の肌質の方や、シャンプー後の爽快感が好きな方には不向き。
  • 普通のシャンプー(高級アルコール系のシャンプーなど)に比べると値段が高い

 

 アミノ酸配合シャンプーとアミノ酸シャンプーの違いに注意

 

殆どの方は商品の表の表示につられて買ってしまう方が多いのですが

「アミノ酸」表記のシャンプーを購入しても、

思ったほどアミノ酸系洗浄成分が含まれていなかったり、

石油系洗浄成分が含まれていることもあります。

これがアミノ酸配合シャンプーです。

高級アルコール系界面活性剤や石けんなどが主成分となっている

シャンプーにアミノ酸系界面活性剤を少量加えたものです

購入時始めは面倒でも表記を見て買うのが間違い無いです。

 

主なアミノ酸系洗浄成分

 

グルタミン酸系

  • ココイルグルタミン酸Na
  • ココイルグルタミン酸k
  • ココイルグルタミン酸TEA
  • ラウロイルグルタミン酸Na
  • ラウロイルグルタミン酸Na
  • ラウロイルグルタミン酸k
  • ラウロイルグルタミン酸TEA
  • ミリストイルグルタミン酸Na
  • ステアロイルグルタミン酸Na

特徴

アミノ酸系の中でも一番しっとりとした使用感の洗浄剤です。

逆に言えば一番泡立ちと洗浄力は低く、その分マイルドでもあります

 

アラニン系

  • ココイルメチルアラニンNa
  • ラウロイルメチルアラニンNa
  • ラウロイルメチルアラニンTEA
  • ココイルアラニンTEA
  • ミリストイルメチルアラニンNa

特徴

アミノ酸系の中でもバランスのいい洗浄剤です。

なかなかの泡立ち、適度な洗浄力とすっきり感を併せ持っています。

 

グリシン系

  • ココイルグリシンNa
  • ココイルグリシンK
  • ココイルグリシンTEA

特徴

アミノ酸系の中ではすっきり感、洗浄力、泡立ちが高く、石けんに似た使用感の洗浄剤。

他のアミノ酸系が弱酸性で使用されるのに対し、

グリシンは中性~アルカリ性で洗浄力を発揮します。

そのため髪に対してはきしみを感じやすく、

逆に肌に対しては泡切れがよくさっぱりとした使用感です。

 

タウリン系

  • ココイルメチルタウリンNa
  • ラウロイルメチルタウリンNa
  • ココイルメチルタウリンタウリンNa
  • ミリストイルメチルタウリンNa
  • ステアロイルメチルタウリンNa

特徴

特徴 アラニン系と同じようにバランスの良い洗浄剤。

泡量は少ないもののきめ細かい泡立ち、適度な脱脂力

泡切れも良くさっぱりと洗えます。

 

サルコシン系

  • ココイルサルコシンNa
  • ココイルサルコシンK
  • ココイルサルコシンTEA
  • ラウロイルサルコシンNa
  • ラウロイルサルコシンK
  • ラウロイルサルコシンTEA
  • ミリストイルサルコシンNa

特徴

サルコシン系は、初めて作られたアミノ酸系の界面活性剤です。

アミノ酸系の中でもやや特徴的で、洗浄力や泡立ちが強力で刺激性も高くなっています。

 

アスパラギン酸系

  • ラウロイルアスパラギン酸Na

特徴

バランスの良いアミノ酸系洗浄剤。

泡立ちもよく適度な洗浄力で、マイルドながらすっきりとした使用感です。

 

薬事法によって、シャンプーの成分表記は配合量が多いもの順と定められています

シャンプーの成分の一番多いのは水です。

その次に書かれているのが界面活性剤です。

 

アミノ酸の濃度が高いものを選ぶコツとしては、

「水」の次の成分表記が、ココイル~や、ラウロイル~があれば濃度が高いですよ(#^^#)

アミノ酸シャンプー選びとして「グルタミン」「アラニン」「グリシン」が付くと

覚えておくと良いです(*^^)v

 

ノンシリコンシャンプーとは

今やノンシリコンシャンプーが主流ですが、

単純にシリコンを含まないシャンプーのこと。

 

シリコンとは、キューティクルに付着しコーティングする作用があるので、

手触り良く艶を出すなどの効果があります。

しかし髪をコートするだけで、

髪を補修したり浸透して保湿するような効果はないです。

熱にも強いので、ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。

その反面、シリコンが頭皮に付着すると強いコーティング力が災いして

毛穴をふさいでしまう。

そのため、ニキビや吹き出物を発生させる要因になることもあり、

敬遠される人が多いです。

 

ノンシリコンシャンプーと質の良いコンディショナーを併用することで、

髪は本来の健康を取り戻します。

 

自分の頭皮の肌質を知る

自分の頭皮の状態を知りたいならば、

育毛サロンなどで頭皮をチェックしてもらうことが一番良いのですが

中々難しいと思います。

脂取り紙で自分の頭皮の皮脂量をチェックする方法があります。
 
洗髪後の頭皮にあぶらとり紙を当てて、脂が分泌され始めた時間を調べます。
 

 ★準備するもの

あぶら取り紙(市販のものでOKです)
  
★チェック方法
  
1.まずシャンプーをして髪と頭皮を洗う。
このときに髪にトリートメントは付けないようにしてください。

2.ドライヤーで髪を乾かす。
完全に乾かすのではなく半乾き状態で止めておいてください。

3.30分・60分・90分ごとにあぶら取り紙を頭皮に当てる。
あぶら取り紙に少しでもあぶらが付いたら結果がわかります。

★結果発表

30~60分→脂性肌
60~90分→普通肌
90分~→乾燥肌

 
 

頭皮の状態には大きく分けて3種類

 

・正常頭皮(ノーマルタイプ)

まず正常頭皮は健康な頭皮の状態。特に異常は見られず、皮脂の分泌量
も正常な量で予防や対策はしなくても今のままの生活や髪の毛の洗い方や
シャンプーで大丈夫な状態
・乾燥頭皮(ドライタイプ)

頭皮の皮脂の分泌が少なく頭皮を触った時に
カサカサしていて乾燥している状態です。

頭が痒くなる事が多く、白いフケなどが
髪の毛や肩などに出てくる事が多いです。

 

・脂性頭皮 (オイリータイプ)

頭皮の皮脂の分泌量が物凄く多く、頭皮がいつも
ギトギトしていて脂が多い状態

絶えずベトベトしていて髪の毛がサラサラではなく

くっついてしまっているような状態

一見フケは出ていないように見えますが、髪や頭皮に
くっついてしまっていて見えにくいだけなのです。

 

※オイリー肌でも乾燥肌でも言えることですが、

脂っこい食事を摂り過ぎると皮脂は増えますし、

逆に脂物を取らなさすぎても、皮脂が少なくなってしまいます。

 

ナース美奈子よりまとめ

シャンプーを選ぶ基準も人それぞれあります。

サラサラヘアーにしたい。

キューティクルがある健康な髪質にしたい、

香りが良いもの、抜け毛やフケを何とかしたいなど

どれを選べばいいか分からないため、

新商品や口コミ、値段の手頃なものを選んでいるという人も多いと思います。

高いものだから良いシャンプー、安いものだからよくないシャンプーとは言い切れません。

何よりも一番重要なのは、自分の頭皮タイプに合うシャンプーを選ぶことが最も重要です。

今使用しているシャンプーが自分に合っている方はそのままで良いと思います

まず自分の頭皮の肌質を知ることで自分に合ったシャンプーを選ぶことが大切

シャンプーの選び方の解らない方は参考にして下さいね。

薄毛で悩んでいるいる方は薬用シャンプーだけでは不十分な方が

もいます。

美容皮膚科では薄毛治療や育毛剤、育毛シャンプーを
 
取り扱っている所も沢山ありますので一度相談しても良いと思います。
 
美奈子の務めていた美容皮膚科でも薄毛の治療をしていました(*^^)v
 

 
最後まで読んで頂きありがとうございました(#^.^#)
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