美容皮膚科には、赤ら顔で悩んで来られる方も沢山います。
赤ら顔っていっても人それぞれ赤みやタイプが違います。
昔は治療法も限られていたので、赤みを取る治療は難しかったのですが
今は赤ら顔を治すのに色々施術があるのでそんなに難しいことでは無いです(#^^#)
赤みにもそれぞれタイプがあり、
あなたの赤みがどのタイプに当たるのか確認していただたいて
治療法を参考にしていただければと思います。(#^^#)
スポンサードリンク
赤ら顔とは
顔が赤くなった状態の総称を「赤ら顔」と呼びます。
顔がほてって赤く見える赤ら顔は、タイプや原因がさまざまです。
美容皮膚科では、「毛細血管拡張症」を赤ら顔と言うことが多く、
何らかの原因で毛細血管が拡張することで、
血液の赤い色が皮膚を透過して赤みが現れ、顔が赤く見える状態です。
赤ら顔の種類
赤ら顔は大きく分けると、皮膚自体が赤くなっている赤ら顔と
血管の影響による赤ら顔の2つに分かれます。
皮膚自体が赤くなる
●脂漏性皮膚炎
●敏感肌
●ニキビやニキビ跡(慢性的)
●酒(しゅ)さ
血管の影響によるもの(慢性的なもの)
●毛細血管拡張症
●菲薄化(ひはくか)(皮膚が薄くなること)
血管の影響によるもの(一時的なもの)
●ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり)
●ニキビや肌荒れを起こして皮膚が赤くなる(初期)
●緊張したり、怒ったりするときに顔が赤くなる(赤面症)
●お酒を飲んで顔が赤くなるのも(毛細血管が拡張することで起こります)
●気温の変化によって顔が赤くなる。
※一時的なものは、次第に落ち着いていきます。
赤みがひかずに残ってしまう
何らかの原因で毛細血管が拡張することで現れた赤みが、
シミのように定着してしまうことがあります。
これは毛細血管が拡張され、血液が過剰になった際に滞ってしまうためです。
一時的に起こる顔の赤みも、くり返すことでやがて
定着してしまうこともあります。
敏感肌
敏感肌の赤ら顔の原因は、主に皮膚の薄さと炎症です。
敏感肌は、
- バリア機能が低下
- 炎症を繰り返す
- 炎症により血管が拡張
- 薄い皮膚から血管が透けて見える
といった状態になっています。
- 栄養の偏り
- ストレス
- ホルモンバランスによるターンオーバーの乱れ
も大きな要因ですが、多くは日常のケアに問題があります。
- クレンジングや洗顔でゴシゴシと顔をこすっている
- 刺激の強い化粧品で過剰にケアをしている
- ピーリング・マッサージ・毛穴パックを頻繁に行う
肌に刺激を与えすぎることで皮膚が薄くなり、敏感肌を引き起こしている可能性が多いです。
皮膚のターンオーバーが正常に行われれば、バリア機能が保たれて赤ら顔は改善します。
脂漏性皮膚炎
大人になってからの原因はいくつもありますが、
主にマラセチアという真菌(カビ) の存在が関係します。
マラセチアは、人の皮膚に普段から存在する常在菌ですが、皮脂を好み、
皮脂が多い環境下で異常増殖すると、
その代謝物が肌に炎症を引き起こすと考えられています。
ビタミンB群の不足や、肉体的・精神的ストレス、低温度・低湿度が悪化の原因になります。
特徴
皮脂の多い部分によく見られます。
頭部から髪の生え際のフケと淡い赤み
顔面では眉毛や、鼻の両脇、鼻唇溝部、こめか みや耳の裏側が赤くなったり、
鱗屑(りんせつ)(角層がフケのようにはがれかかった状態のもの)
油っぽい細かい皮がこびりついたり 、赤みがあります。
頭部ではかゆみがありますが、顔面ではあまりかゆみがないのが特徴です。
治療
- 炎症を抑えるステロイド外用薬
- 常在菌の繁殖を抑える抗真菌薬
- かゆみがあれば、かゆみを抑える抗ヒスタミン剤の飲み薬
- ビタミン剤(内服)が処方されることがあります。
※乾燥させると良いのではなく、正しく保湿し、皮脂コントロールをすることが大事
毛細血管拡張症
無数の毛細血管が皮膚から透けて見えている状態です。
自律神経の働きにより血管が拡張・収縮を繰り返します。
寒暖差が激しい場所をくりかえし行き来したりすると
自律神経が乱れることがあります。自律神経が乱れると赤み起こります。
血液は普通に循環されていますが、人前に出たり、話したりするときに、
緊張すると血管が拡張し血流が増え、顔が赤くなるのも、
自律神経が過敏に反応しているからです。
そのほか、生まれつき皮膚が薄かったり、
毛細血管が拡張しやすい体質であったりした場合も、赤みが出やすくなります。
治療
定着した赤ら顔は、フォトフェイシャル・フォトRF(オーロラ)・Eライト・
E-maxなどの光レーザーの治療で改善できる場合がほとんどです。
赤みの強さ・症状によっては、個人差があるので、数回に分けて治療を受けてることで
毛細血管の拡張が正常な状態に改善されてゆきます。
ニキビ・ニキビ跡の赤み
炎症をともなうニキビ(赤ニキビ)ができると、
血管が拡張するため、ニキビの周辺の皮膚が赤くなります。
刺激などせず、ニキビの炎症が治まれば赤みも消えますが、
ニキビが治らないうちに新しいニキビが次々とできたり、
刺激などをして皮膚の炎症がいつまでも続くと
真皮や皮下組織までダメージが加わり、
ニキビ跡として赤く残ったり、色素が沈着して赤ら顔になったりします。
治療
- ニキビの炎症を抑える抗生物質の飲み薬や塗り薬
- ニキビの原因となる古い角質や毛穴汚れを取り除くピーリング
- ニキビ専用光治療で、アクネ菌の殺菌作用や皮脂腺収縮作用、炎症抑制作用を抑える
- ニキビ跡の赤み専用レーザー(フォトフェイシャルが効きます)
- ニキビ跡の赤みや色素沈着に対しては、拡張した毛細血管を縮小させる光治療
- レチノイドやハイドロキノンなどの処方薬を使用することもあり
- ビタミンC誘導体のローションがおすすめ
※ニキビ・ニキビ跡の治療は沢山あります(*^^)v
ニキビは悪化させないように早めに治療をするのが良いです。
思春期ニキビから大人ニキビまで症状にあった治療方法教えます。
も参考にして下さい(#^^#)
酒さ
中年以降に現れる原因不明の慢性炎症性疾患
第1度:紅斑性酒さ(こうはんせいしゅさ)
鼻、眉間、頬、あごなど顔面の中心に、ほてり感を伴う潮紅、
毛細血管の拡張がみられます。化粧品や石鹸などの軽い刺激でもひりひりしたり
灼熱(しゃくねつ)感が生じ、いわゆる敏感肌ともいわれます。
第2度:酒さ性ざ瘡(しゅさせいざそう)
紅斑性酒さの症状に加えて、
赤い丘疹や膿疱(のうほう)が多発します。
第3度:鼻瘤(びりゅう)
鼻や頬を中心に吹き出物状のものが密集して腫れたり、こぶ状になったりします。
特に鼻に現れるケースが多いです。
治療
対症療法により良好な状態にコントロールすることが可能です。
抗菌薬であるメトロニダゾールの塗り薬や、
症状の強い時はテトラサイクリン系抗生剤(ミノマイシン、ビブラマイシンなど)の内服が有効です。
ほてりを持つ酒さには漢方薬を用いることもあります。
ナース美奈子のまとめ
一時的にお酒を飲んで顔が赤いのは、可愛いとも言えますが
定着した顔の赤みは気になると思います。
脂漏性皮膚炎、酒さはまず治療が優先します。
そこから赤みを取ることが良いと思います。
顔全体の赤みの治療は美容皮膚科で取ることが可能ですが、
早めの治療が一番きれいになりますよ(#^^#)
自己判断で間違ったスキンケアなどは、悪化につながります。
悪化すれば治すのにも時間とお金がかかります。
まずは診断してもらってから治療をして下さい(*^^)v
今は光治療やレーザーなど赤みを取るあらゆる治療があります。
1日も早く悩みを解消してくださいね(#^^#)
最後まで読んで頂きありがとうございました(#^.^#)
スポンサードリンク
日本ブログ村と人気ブログランキングに参加しています
良かったら応援してください(#^.^#)