暖かくなると、薄着になり、肌の露出が多い服が多くなりますが
くすみや黒ずみがあると着たい服も躊躇してしまう事があります。
くすみ、黒ずみの出来やすい体の部分
ワキ、膝、肘、お尻、お腹、ビキニラインなど、ありますが
人それぞれ、気になるくすみや黒ずみの部位が違ったりします。
肌の漂白剤と言えばハイドロキノンですが、
体のくすみ、黒ずみを消すにも、ハイドロキノンが効果があるのか?
今回は、ハイドロキノンで体のくすみ・黒ずみを消す方法、
「純ハイドロキノン」「安定型ハイドロキノン」「ハイドロキノン誘導体」
の効果の違い、部位別、濃度の選び方、正しい使い方などを解説していますので
是非参考にして下さい。
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体のくすみ・黒ずみはハイドロキノンで消える?
体に出来たくすみ、黒ずみはハイドロキノンで薄くなるもしくは消えるか?
正解は〇です。
ハイドロキノンは「肌の漂白剤」「美白の最終兵器」とも言われる程、
強力な美白成分です。
ハイドロキノンの濃度が2%以上が「医薬品」になります。
体のくすみ、黒ずみは程度によって、ハイドロキノンで徐々に薄くなったり、
消えていくことがありますが
1回塗ったから薄くなるものでは無いです。
肌にはターンオーバーがあり、
また部位によってもターンオーバーのサイクルが変わりますので、
部位によって濃度や正しい使い方をしないと効果は中々出ないです。
ハイドロキノンの違い
「ハイドロキノン」がつくものに、
●純ハイドロキノン ●安定型ハイドロキノン ●ハイドロキノン誘導体
などがあります。
簡単に言うと・・・
純ハイドロキノン:純度100%のハイドロキノンのこと。
安定型ハイドロキノン:ハイドロキノンと他の成分を混ぜたもの。
ハイドロキノン誘導体:アルブチン(ハイドロキノンは入っていない)
全て、美白作用はありますが、効果の違いは歴然としてます。
例:5%ハイドロキノンが表記されている
●純ハイドロキノンを使用
そのまま全成分中の5%を純ハイドロキノンが占めている
●安定型ハイドロキノンを使用
全成分中の5%を安定型ハイドロキノンが占めているのは同じですが、
この5%のうちハイドロキノンの割合がどれくらいかは不明。
(使われている安定型ハイドロキノンが、ハイドロキノンと
他の成分50%ずつで作られていれば、純粋なハイドロキノン濃度は2.5%)
断トツに効果があるのは「純ハイドロキノン」
純ハイドロキノンに比べると
「安定型ハイドロキノン」は1/3くらいの効果
ハイドロキノン誘導体は
アルブチンなので美白には効果がありますが、
化粧品分野のもの、比べ物になりません。
「純ハイドロキノン」「安定型ハイドロキノン」「ハイドロキノン誘導体」
の違いは下記に詳しく書いていますので参考にして下さい。
ハイドロキノンでくすみ・黒ずみを消す方法!
<全身に使いたい場合>
全身のくすみ、黒ずみに使うのなら
安定型ハイドロキノンが良いです。
安定型ハイドロキノンは、
純ハイドロキノンを他の成分で濃度を薄めたものなので、
皮膚の薄さが異なる場所でも、肌への刺激が少ないので、肌トラブルなく使えます。
さらに保湿成分や抗酸化成分も含まれているので、
体のたるみ・しわケアのサポートにもなります。
純ハイドロキノンを使う場合は
濃度は3%以下が良いです。皮膚の弱い方は濃度1%から使用していき
徐々に濃度を上げていくことをオススメします。
純ハイドロキノンでも濃度5~6%くらいなら全身に使えますが、
1年以上の長期利用は避けるにして下さい。
(※部位・肌質によっては6か月以上の長期使用を避けて頂く場合があります)
<全身・ハイドロキノンの使い方>
①お風呂に入って体の汚れをしっかり落とす。
②保湿剤を全身に塗る。
③ハイドロキノンをムラなく塗る。
ワキ・お腹のくすみ、黒ずみに使う時の濃度と使い方
部分的に狭い範囲を美白するなら、
純ハイドロキノン・安定型ハイドロキノンのどちらでもOK。
脇やお腹は皮膚が薄い部分なので、成分が浸透しやすいです。
純ハイドロキノンなら濃度は3%以下、
安定型ハイドロキノンなら濃度は8%以下に抑えて下さい。
<ワキ・ハイドロキノンの使い方>
①脇は汗をかきやすい場所なのでお風呂に入って丁寧に優しくしっかり洗う。
②制汗剤などを使っている場合はクレンジング剤などを使ってから丁寧に洗う。
③保湿剤を塗る。
④ハイドロキノンをムラなく薄く塗る。
※ワキの処理後は皮膚が傷ついていますので、ハイドロキノンの使用は禁止。
うで・足・背中の黒ずみに使う時の濃度と使い方
純ハイドロキノン・安定型ハイドロキノンのどちらでもOK。
純ハイドロキノンなら濃度は6%以下、
安定型ハイドロキノンなら10%以下
<腕、足、背中・ハイドロキノンの使い方>
①お風呂に入って体の汚れを落とす。
②保湿剤を腕、足、背中に塗る。
③ハイドロキノンをムラなく塗る。
<ひじや、ひざの場合>
ひじやひざの場合は、ガザガザ、ざらざらなどの場合が多いので
皮膚を柔らかくすることで早く効果が出ます。
ひじや、ひざの皮膚がゴワゴワと分厚くなっている場合は、
ハイドロキノンを浸透しやすくするためにまずは肌を整える。
1週間に1回、ひざ、ひじにスクラブでマッサージしたり、
ピーリング石鹸などを使用したり、尿素クリームを使用して
角質を柔らかくしてからハイドロキノンを使用する。
ひざやひじは保湿剤使用後にハイドロキノンはくるくる円を描くように
ムラなくハイドロキノンを塗る。
Vラインや足の付け根の黒ずみに使う時の濃度と使い方
純ハイドロキノン・安定型ハイドロキノンのどちらでもOK。
純ハイドロキノンなら濃度は3%以下、
安定型ハイドロキノンなら8%以下
全身の中でも特に刺激に弱いため、ハイドロキノン使用中にピリピリしたり、
かゆみや痛みを感じやすい部位です。
デリケートゾーンの皮膚の厚さは、まぶたくらいの薄さぐらいです。
まぶたの薄さとは
皮膚の厚さは表皮と真皮を合わせると平均すると2mmほどです。
最も薄いまぶたはその3分の1程度の0.6mmです。
全身の中でも特に薄い場所なので、ハイドロキノンを塗った後
異常を感じたらすぐに中止してください。
※ワキやデリケートゾーンは皮膚が薄いので、
成分が浸透しやすいため慎重に使用して下さい。
<Vライン、足の付け根・ハイドロキノンの使い方>
①お風呂に入って、足の付け根、デリケートゾーンを優しく洗う。
②保湿剤を足の付け根、デリケートゾーンに塗る。
③ハイドロキノンを優しく薄く塗る。
※デリケートゾーンに塗る時は粘膜部分を必ず避けて下さい。
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ハイドロキノン使用による副作用とリスク
かゆみや赤みが出る可能性があります。
使用を中止すればなくなりますが、
そのような場合は濃度を下げて使うのが良いです。
また短期的な副作用としては、「かぶれ」です
純ハイドロキノン4%以上になると、刺激が強くかぶれの頻度も高くなります
純ハイドロキノンは紫外線にあたると、くすみ・黒ずみを濃くしてしまいます。
ハイドロキノンを夜に塗った場合は、翌日必ず日焼け止めを塗って下さい。
また、濃度を高くしても赤みの反応の無い場合は
そのまま使用して頂いて良いです。
美白は目に見えて解ってきます。
但し副作用がないからと、高濃度のハイドロキノンを長期使用しつづけつと、
まだらに白く抜けたりすることがあります。
※肌の色が白く抜ける事を「白斑」と言い。
白斑になってしまうと治すことが困難ですので注意が必要です。
※正しく使用すると白斑のリスクは避けられますので
使用期間を必ず守ってください。
パッチテストの仕方
純ハイドロキノンや安定型ハイドロキノンで美白する前に、
必ずパッチテストをして自分の肌に合っているかをチェックしてください。
<パッチテストの仕方>
絆創膏にハイドロキノンを塗り、二の腕など皮膚の薄い部分に張り、
48時間程度放置します。
赤みや炎症など肌に異常が起きなければ使用しても大丈夫です。
ナース美奈子のまとめ
身体に出来たくすみ・黒ずみを消すには、ハイドロキノンの濃度の選び方と
正しい使い方をすれば、気になる黒ずみは段々薄くなり、消えていきます。
しかし、頑固な黒ずみ、ひじやひざなどは角質が分厚いため時間がかかります。
頑固な黒ずみはレーザーを併用すると早く綺麗になりますので、
美容クリニックの治療も考えても良いかもしれません。
身体の皮膚のターンオーバーは顔の3倍かかると言われ、
特に首から下に行く程ターンオーバーは遅い事を覚えておいてください。
ハイドロキノンは一定の効果を示しますが、
基本的には「トレチノイン」との併用療法が推奨されています。
トレチノインはターンオーバーを早めます。
くすみ・黒ずみを早く消すにはハイドロキノンの単体で使うより
効果は断然早いです。
くすみ・黒ずみが気になる普通肌の人は
純ハイドロキノンの使用をお勧めします。
皮膚の弱い方は時間はかかりますが、
濃度の低い安定性ハイドロキノンの使用が良いです。
ハイドロキノンが使用できない方はルミキシルなどもあります。
ハイドロキノンは使用部位によって濃度は大切です。
是非参考にして下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました(#^.^#)
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