男性も女性も自分の臭いが気になると言う方が増えてます。
特に夏は汗を搔く事が多く、
自分の身体から匂って無いのか気になる人もいれば
自分の臭いに慣れて気付かない人もいます。
体臭には個人差が多く、ほとんど臭わない方がいれば、
開放的な空間であっても強い体臭を放つ人もいます。
臭いにも色々種類があり、性別、年齢によっても臭いが違ったり
様々な部位によっても臭いも変わってきます。
臭いはデリケートな部分ですので
原因と対策を紹介します。
スポンサードリンク
体臭の原因
体臭と一言で言ってしまうと汗が原因?
と思いがちですが汗自体は無臭です。
汗をかいたままほっておくと、
汗や皮脂・垢に含まれるタンパク質・アミノ酸・脂質などは、
肌の上の常在菌によって酸化・分解されていきます。
このときに発生する揮発性のガスが、嫌な体臭として臭います
腸内環境の悪化が原因で、全身から便臭が出てしまうことも
あります。
腸内の善玉菌・悪玉菌のバランスが崩れると便秘を引き起こし、
いつまでも腸にとどまる便や老廃物の発酵ガスが全身を巡って、
汗や皮脂とともに臭いが出てきてしまうのです。
汗をもとにしての臭いは大きく分けて3つの臭いがある。
汗臭(ワキ臭)
●代謝の活発な10代半ば~20代半ばに強くなる
●皮脂と汗を、常在細菌が代謝分解することで発生
●ワキを中心に発生する
●酸っぱいニオイが特徴
汗そのものにはにおいがほとんど無いのですが
エクリン腺から出る汗を放置することで、
皮膚にいる常在細菌が、汗や皮脂をエサとして代謝・分解し増殖します。
汗が細菌によって分解されたときに生じる「分解臭」や、
汗に含まれる成分が変化することによって生じる「酸化臭」が原因
で発生する臭い
(ワキガとは違います)
ワキガの事はワキの臭いの原因チェックを参考にして下さい(#^.^#)
ミドル臭
●30代半ば~50代半ばが強い
汗の中の乳酸を、常在細菌(ブドウ球菌)が代謝・分解することで
ジアセチルが発生。
皮脂の中鎖脂肪酸と混じってミドル脂臭が発生します。
●後頭部を中心に発生する
●使い古した油のようなニオイが特徴
皮脂腺から皮脂が分泌されると共に
常在細菌が皮脂をエサとして代謝分解し、中鎖脂肪酸を排出します
またエクリン腺から出る汗の中の乳酸が、皮膚上の常在細菌(ブドウ球菌)
に代謝・分解されることによってジアセルチルが発生します。
「ジアセチル」と「皮脂臭(中鎖脂肪酸)」が混ざることで、臭いを放ちます。
加齢臭
●50代半ば以降から本格化
●皮脂成分が酸化されて発生
●胸や背中などの体幹部を中心に発生
●古本や古ダンスのようなニオイ、ブルーチーズのようなニオイが特徴
皮脂腺から皮脂が分泌されます。年齢を重ねるごとに、
皮脂に含まれる脂肪酸「パルミトレイン酸」が増加し
空気中の酸素により皮脂が酸化されます。
パルミトレイン酸も酸化され、ノネナールという成分に変化します。
これが「加齢臭」のニオイの成分です。
女性と男性の加齢臭の原因は「ノネナール」で一緒ですが
男性は60代を過ぎると男性ホルモンにより分泌される皮脂が減っていき、
加齢臭が弱まっていくのに対し、女性はその真逆。
更年期を過ぎると女性ホルモンが減る一方で
皮脂腺の抑制が効かなくなるので、
加齢臭がより出やすく、においも強くなっていくのです。
生活習慣による体臭の原因
●食べもの
脂っこい食事・肉類中心の食事が多いと、
体内の脂質量が増加して臭いを強めたり、
消化されにくい肉が腸内で発酵して臭いを発生させることがあります。
●飲酒、喫煙
飲酒、喫煙後は本人には解らないけど口臭がきついです。
喫煙、飲酒されてない人は喋ったときに
「たばこくさっ」「アルコールくさっ」と
感じたことが多いと思います。
アルコールは肝臓でアセトアルデヒドと言う物質に変わりますが
滞ってしまうと汗と一緒に体臭を出します。
●ストレス
ストレスや疲れが溜まってってくると自律神経が乱れ、
出る汗はアポクリン腺から出る汗が多くなります。
自律神経が乱れると本来、汗と共に出るはずのない
乳酸や疲労物質も出てきて体臭を放ちます。
●加齢
年齢によって臭いの種類が変わってきます。
10代~20代は汗臭(わき臭)が多いです。
30代半ばから50代半ばは、後頭部から発生するミドル脂臭が出てきます。
汗臭(わき臭)もあります。
50代半ば以降になると、胸や背中から発生する加齢臭がメインになり、
汗臭(わき臭)やミドル脂臭は減っていきます。
●睡眠不足
睡眠中にホルモンを分泌し新陳代謝を行います
そうすることで、体の疲れやストレスが解消したり、
全ての器官のダメージが修復され、体がリセットされ、
体内に溜まった毒素や老廃物を排出しやすくしています
その為、睡眠不足の状態でいると、これらのリセット機能が
うまく働かなくなり、疲れは取れず、ストレスは溜まる一方、
老廃物も溜まっている為、内側からニオイを発しやすくなるのです
●運動不足
運動不足の人は、普段あまり汗をかきません。
そして、たまに汗をかくと、その汗はアルカリ性が強く
細菌にとっては大好きな汗となります。
その他の臭いの種類
●口臭
歯垢や歯周病など、歯の健康状態の悪化で起こる事が多いです。
胃腸障害の人も口臭がきつくなります。
また酷い便秘など、腸内で毒素や有害物質が作られると、
血液を循環して全身に流れて行き、皮膚や肺から排出され
口、体の汗腺から臭いを放ちます
●頭の臭い
頭皮の毛穴に詰まった汚れと皮脂の酸化が原因です
汚れをしっかり落とし、余分な皮脂を抑えること。
頭皮が弱り、乾燥すると、肌のバリア機能を守ろうと
皮脂が過剰に分泌される場合があります
●足の臭い
足の裏には体のほかの部分よりも3~10倍の
汗腺(エクリン腺)が集中しています。
エクリン汗腺とは体温調整してくれる大切な汗腺で、
両足で1日にコップ1杯、約200ccの汗をかくといわれています。
汗そのものは無臭ですが、汗と体温で蒸れた角質をえさにして、
表皮ブドウ球菌やバクテリア、コリネバクテリウムといった細菌が分解。
イソ吉草酸という物質が発生して、あのいやーなにおいになってしまうのです。
汗臭(ワキ臭)の予防
汗臭(ワキ臭)予防は汗を抑え、殺菌することが重要
デオドラント剤を使用するのが良いです。
デオドラント剤は汗をかく前に使用するのが効果的です。
汗臭は10代~20代がピークですが汗は年齢に関係なく出ますのでケアは必要
朝には汗を搔く前に密着度が高く持続力に優れた
スティックタイプかロールオンタイプのデオドラント剤を使うとよい(*^^)v
胸や背中にはデオドラントウォーターかスプレーでの予防が最適です。
昼には汗、皮脂、菌を拭き取り、殺菌できるボディペーパーがおすすめ
夜は入浴時に1日の汗や皮脂をしっかり洗い流してください。
ミドル臭の予防
ミドル脂臭を予防するには汗に含まれる乳酸の分泌を抑えるのが重要
乳酸の過剰分泌が起こる原因は、血行不良です。
血行不良を起こさないよう生活習慣を整えることが一番
肉が大好き、油っこい食事や間食を取ることが多いなど
偏った食事は血行不良の原因になります。
バランスの良い食事を心がけて下さい。
お酒を飲みすぎる人は少し減らしたり、
タバコを吸う人は本数を減らしたり、
ストレス、寝不足も血行不良の原因
改善出来ることから少しづつ始めてください。
ミドル臭の人はシャンプーの仕方も重要
①シャンプーをする前にブラッシングをして頭皮の汚れを浮かせる。
②シャワーをしっかり髪洗い流してからシャンプーをする。
③耳の後ろ、後頭部~頭頂部を念入りに頭皮もしっかりマッサージするように
爪を立てないで指の腹で洗って下さい
④ミドルの皮脂はなかなか落ちにくいためシャンプーは2度洗いが良いです。
⑤毎日シャンプーをして下さい。
⑥湯船に毎日浸ってリラックス、
毎日が無理な人は2~3日に一回は湯船
その他の日はシャワーでも良いです(#^.^#)
加齢臭の予防
加齢臭は皮脂成分が酸化されることで発生します。
汗を拭いたり、シャワーを浴びたりする程度では
ニオイが落ちてくれません。
加齢臭を落とすには、防臭効果のあるボディシャンプーを使ったり
ゆっくり丁寧に洗うことが必要です。
特に加齢臭の発生しやすい胸、背中をしっかり洗いましょう。
汗を搔いたらこまめにボディペーパーなどで
皮脂を拭き取ったりして下さい(#^.^#)
また、身体の中で発生している酸化反応を抑える事が重要
身体が酸化する加齢臭だけでなく色々なトラブルが起こってきます。
老化や発癌、シミ、シワ、自己免疫力低下、動脈硬化など・・
①酸化を抑えるサプリメントを飲む
食事で取るのは中々難しのでサプリメントで補うのも良いです
ビタミンC・ビタミンE・βカロテン・リコピン・コエンザイムQ10
白金ナノコロイド・アスタキサンチンなど
抗酸化物質にはいくつかの種類があります。
②食品添加物を取りすぎない。
殆どの食品には食品添加物が入ってますが、
食品添加物を摂りすぎることで、体の酸化につながることがあります。
特にベーコンやソーセージなどの加工肉
人工いくら、ネギトロ、ダイエットコーラなどには、
食品添加物が多く含まれています。
③喫煙
タバコの煙には、活性酸素の1つである「過酸化水素」が
たくさん含まれており、体内に取り込まれることで酸化につながります。
またタバコに含まれるニコチンにより、体内のビタミンCが崩壊します。
ビタミンCは体内での酸化をブロックする働きがありますので、
ビタミンCが崩壊することで、酸化につながります。
出来る限り禁煙してくださいね
④睡眠不足やストレスを解消
睡眠不足やストレス過多になると、体の中で活性酸素が発生し、
酸化につながります。また、ストレスは酸化だけではなく、
様々な体のトラブルにつながります。
⑤有酸素運動を行う
有酸素運動は、体の中で起こっている酸化反応を
ブロックするのにつながります。
有酸素運動は、長時間継続することが可能な運動
エアロバイクやジョギング、ウオーキングなど、
比較的緩やかな運動が有酸素運動になります(#^.^#)
ナース美奈子のまとめ
体臭には年齢別で色々な臭いがあり、
また臭いによって予防の仕方も変わってきます。
人それぞれ臭いのレベルも変わってきますので
清潔に保つことが一番です。
お風呂に入る前に脱いだ服をビニール袋に入れて
お風呂から上がった後にビニール袋の臭いを嗅ぐと
自分の体臭が良くわかります。
体臭予防をしてもかなり臭いのキツイ方は
病気の可能性もありますので一度病院で検査をしても良いと思います。
口臭のチェックは食事の前にマスクの中にガーゼを入れて
1時間位過ごした後に使用後のマスクとガーゼを
ビニール袋にいれて臭いを嗅いでみて下さい。
それだけでも簡単にわかりますよ
体臭も口臭も他人に不快を与えることになりまかねますので
さわやかに過ごせるように心がけてみて下さいね(*^^)v
最後まで読んで頂きありがとうございました(#^.^#)
スポンサードリンク
日本ブログ村と人気ブログランキングに参加しています
良かったら応援してください(#^.^#)